介護現場のニーズリスト被介護者の下肢筋力の低下により床からの立ち座りができない

移動(屋内)

被介護者が床から立ち座りする場面

被介護者

下肢筋力が低下している被介護者は、身体を支えるものが無い場合、床からの立ち座りの動作ができない。

居間が6畳～8畳程度で狭いため、被介護者が床からの立ち座りの際に、身体を支えることができるダイニングテーブルを設置できない。
そこで、小型テーブルと、大幅な住宅改修が不要な手すりの設置を福祉用具貸与業者が提案した。しかし、居間に物が増えると、被介護者がぶつかり、転倒、骨折の恐れが生じることが課題となった。
そこで、安全に立ち座りができる昇降座椅子を設置した。昇降座椅子は昇降スイッチ一つで被介護者自らで立ち座りが行うことができ、被介護者の満足がいく結果となった。
なお、被介護者の下肢筋力の低下がみられることから、トイレに突っ張り棒式の手すりの設置を行ったとともに、ケアマネジャーとも相談してデイサービスの利用を促した。

相談窓口

谷　勇司（株式会社マルベリー　在宅事業部　次長、北海道相談窓口）