介護現場のニーズリスト認知症の被介護者がマット型センサーを飛び越えて徘徊してしまう

場面

見守り,徘徊

場面の詳細

自宅で認知症の被介護者を夜間帯に見守る場面

課題の持ち主

介護者(家族)

課題の持ち主の詳細

認知症の被介護者を持つ家族介護者

課題の具体的内容

認知症の被介護者の徘徊による怪我や行方不明を防止するため、介護ベッド横にマット型センサーを置いているが、被介護者がマット型センサーを飛び越えて夜間徘徊してしまう。
夜間帯は家族介護者が就寝しているため、被介護者の見守りが行き届かないことがある。

対策・工夫・道具・使っている機器やその課題

マット型センサーを踏むと家族が来ることに被介護者が気づき、マット型センサーを飛び越えるようになった。被介護者がマット型センサーを飛び越えるようになったのは、センサーが反応する度に家族が来ることにストレスに感じていたことが原因として考えられる。
そのため、被介護者がセンサーに気づかないよう、赤外線型センサーをベッド下に配置した。赤外線型センサーの受信機は家族の手元にあるため、発報してもすぐに発報解除が可能であり、被介護者の精神的負担になりにくい。一方で、赤外線センサーは被介護者に気付かれない位置への設置や感知エリアの微調整等の細かな設定が必要となる。本件では福祉用具貸与業者が支援を行った。
見守りセンサーには、シルエット型の見守りセンサーもあるが、在宅向けのシルエット型見守りセンサーは製品として少ない。シルエット型見守りセンサーで見守りを行う際にはスマートフォンやアプリの使い方の習得が必要となるため、家族介護者のリテラシーや付属する機器の導入費用が課題となる。

担当者

相談窓口
谷 勇司(株式会社マルベリー 在宅事業部 次長、北海道相談窓口)

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