ニーズリストを介した
ニーズの紹介、取次
本マッチング支援では、介護現場の真のニーズを汲み取った介護ロボットの開発を促進するために、全国の介護現場から寄せられた様々な課題と、開発企業とのマッチングを支援します。
ニーズリストとは
ニーズのリストには、施設及び在宅の介護現場における様々な課題が公開されています。
これらのニーズは、各種調査及び全国の相談窓口やリビングラボ、マッチングサポーターから寄せられており、具体的かつ最新の情報(対象者、場面、現場の工夫等)が随時更新されています。
※相談窓口:「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」において介護ロボットに関する相談受付などを行う一元的な窓口で、現在全国16か所に設置されています。
マッチングの流れ
- 1. ニーズリストの中から、興味関心のあるニーズを選び、エントリーいただきます。
- 2. マッチングサポーターとのマッチング相談を実施します。
※エントリーした企業が注目するニーズについてマッチングサポーターにヒアリングしたり、自社の技術や製品について意見を求めることができます。
マッチングサポーターとの面談の事例
企業情報 | 情報通信・ソフトウェア業/大企業 開発状況:上市済 |
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製品イメージ | 介護記録ソフトに入力する文章を、マウスやタッチパネルで選択することで適切な文例が表示、作成できるAI入力予測ツールを開発・販売している。 |
マッチング 希望内容 |
AI入力予測ツールのアップデートを検討している。介護現場からの意見を踏まえた改善に向けて、ツールに搭載されている介護記録の文例や使い勝手について現場目線のご意見・ご助言がほしい。 |
面談内容 | 事務局より企業側のニーズについて聞き取りを行った上で、介護現場での記録に知見を持つサポーターに繋ぎマッチング面談を実施した。 ①サポーター面談 現在の製品には、記録文例のカテゴリに利用者の様子や事故報告がないが、一般的な介護記録ソフトには入力項目があることが多く、現場のニーズもある等の助言を行った。 ②介護施設での試用と意見収集 サポーターの仲介で特別養護老人ホームにご協力頂き機器の試用を実施した。1か月の試用の後、ヒアリングを実施し、施設側からツールに搭載されている文例や言葉の言い回しに関する課題や改善点について回答を得た。 |
出所:令和4年度「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」事業報告書より抜粋