介護現場のニーズリスト老老介護のために被介護者を自宅で入浴させることができない

場面

入浴

場面の詳細

被介護者の入浴介助を行う場面

課題の持ち主

介護者(家族)

課題の持ち主の詳細

体力が低下している老老介護を行う介護者

課題の具体的内容

被介護者は要介護4の女性で、室内では車椅子と介護ベッドを利用しているため、介護者の入浴介助なく自身で入浴することができない。デイサービスを活用して入浴する日もあるが、毎日デイサービスを利用しているわけではない。
被介護者は毎日入浴したいという希望を持っているが、老老介護につき介護者の体力も低下しており、被介護者の入浴介助が困難である。そのため、被介護者の毎日入浴したいという希望を叶えられない。

対策・工夫・道具・使っている機器やその課題

・浴槽手すり:大規模な住宅改修が必要なため、設置が不可能であった。
・バスリフト:浴室は広いが浴槽のふちが狭いため、使用が不可能であった。
・吊り具:リフトへの恐怖心により使用に至らなかった。
・ベッドから移乗の際に使う移動式リフト:普段被介護者が使用しているため、恐怖心は和らいだが、脱衣所から浴室までの段差を乗り越えることができなかった。
・床走行型のスリング:脱衣所から浴室までの段差を超えられなかった。また、機器が大きいために設置場所が課題となった。加えて、脱衣所の床材にクッション性があることにより、機器の安定性やタイヤが床にめり込むことが課題となった。
・吊り具で使用するスリング上での脱衣:揺れのため安定しないことが課題となった。

担当者

相談窓口
谷 勇司(株式会社マルベリー 在宅事業部 次長、北海道相談窓口)

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