介護現場のニーズリスト老老介護のために被介護者をベッドから移乗させることができない

場面

移乗

場面の詳細

被介護者をベッドから車いすに移乗介助する場面

課題の持ち主

介護者(家族)

課題の持ち主の詳細

体力が低下している老老介護を行う介護者

課題の具体的内容

日中時間帯の主たる介護者は被介護者の夫である。老老介護につき介護者の体力も低下していることから、ベッドからの被介護者の移乗介助は困難である。
夜間時間帯は子供が仕事から帰宅するため、子供が移乗介助を行うことが可能である。しかし、被介護者のことを考えると、ベッドから車いすに被介護者を日中時間帯も移乗して、ご飯を食べさせたり、テレビや外の景色を見せたいという希望がある。

対策・工夫・道具・使っている機器やその課題

福祉用具貸与業者が1台でベッド、リクライニング式車椅子の2役を担うことができる介護ロボットを提案した。介護ロボットを使用した場合、車椅子の分離作業を行うだけで、介護者が移乗介助を行うことなく被介護者の離床が可能となった。また、被介護者は、車椅子に乗るためのベッド上での移動距離が減っただけでなく、離床の希望も叶ったことにより、介護者・被介護者双方の身体的、精神的負担軽減に繋がった。
一方で、介護ロボットは大きく、重量がある。そのため、搬入ルートは確保できるか、住宅の床が抜けないか等、住宅に搬入・設置が可能か事前に確認する必要がある。

担当者

相談窓口
籾山 祐歳(株式会社マルベリー 在宅事業部、北海道相談窓口業務アドバイザー)

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