介護現場のニーズリストグループホームにおける入居者の排泄予測

場面

排泄

場面の詳細

介護施設の介護職員が利用者のトイレ誘導を行う場面

課題の持ち主

介護者(介護職、専門職)

課題の持ち主の詳細

認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)の介護職員

課題の具体的内容

グループホームでは、認知症の影響で尿意や排便の感覚が鈍くなっている入居者が少なくない。このような入居者に対しては排泄を促すための声掛けやトイレまでの誘導が必要となる。この声掛けや誘導のタイミングは、日々の排泄の記録や職員の経験に基づいて行われている。しかし、経験が浅い職員や入居者の状況の変動等によっては誘導のタイミングが遅れ、排泄を失敗してしまう場合もある。この場合職員が更衣介助や清掃、消毒を行うが職員にとって心身の両面で負担が大きく、利用者の尊厳にも影響を与える場合がある。

対策・工夫・道具・使っている機器やその課題

自分で尿意を伝えられない認知症の入居者に対して、職員の経験ではなく根拠に基づいた排泄支援が行えるように排泄支援機器を導入し、利用者個々の排尿のデータを蓄積、各々トイレ誘導に適切なタイミングで通知が出るように値を調整している。排泄支援機器のない事業所では、トイレ誘導して排尿・排便があったことを確認をすると、その時間をチェックして次のトイレ誘導時間の目安を決めている。膀胱内の尿量を計測する機器は接触や常時貼付するタイプのものであるが、非接触ではできないか。また、体格や姿勢に影響されずセンシングできるようにはならないか。

担当者

マッチングサポーター
時本ゆかり(大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科)

キーワード

生産性向上、在宅支援

備考(参考資料/動画のURL等)

介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン(施設サービス分)より抜粋P41 事例16
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/R1_Seisansei_shisetsu_Guide02.pdf

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