介護現場のニーズリスト居室でのポータブルトイレの利用に対する懸念
場面
排泄
場面の詳細
多床室の特別養護老人ホーム等の入居者(要介護度3以上の排泄に支援を要する被介護者)
課題の持ち主
被介護者
課題の持ち主の詳細
多床室の特別養護老人ホーム等の入居者(要介護度3以上の排泄に支援を要する被介護者)
課題の具体的内容
特別養護老人ホーム等の介護施設では入居者の排泄支援のために、ベッドサイドにポータブルトイレを設置する場合がある。このポータブルトイレを設置してベッドからトイレまでの距離を短縮する事で、トイレまでの移動に支援が必要な入居者が自立した排泄を実現することが可能となる。また、自立に加え、転倒リスクへの軽減や、トイレが近い方への対応などが可能になると期待できる。その一方で、複数の入居者がカーテン等で区切られた一つの部屋に滞在している多床室では、ポータブルトイレを設置した場合、周囲に音が漏れることや、臭いの問題等、入居者のプライバシー面で懸念がある。
対策・工夫・道具・使っている機器やその課題
厚生労働省から発出されているQ&Aではポータブルトイレの使用は避けることが望ましいとされている。また、プライバシーへの配慮のために個室への転換が推奨されている。
担当者
マッチングサポーター
山田太一(医療法人健康会介護老人保健施設アイリス)
キーワード
排泄支援 プライバシー